ライフスタイル アンバサダー

ぼくらのキャンバス、仙台定禅寺通り

“文化”を創造し続け、日常を彩る空間へ!

はじまりのお話

いつも、何かを企むときはドキドキ・ワクワクする。

気持ちが高揚し、世の中からどのような反応があるのかソワソワする。遠足前の子どもが持つような、このギコチナイ高揚感はいくつになっても感じられる。

2020年10月。ここからぼくらの計画はスタートした。場所は定禅寺通り。杜の都・仙台を代表するメインストリートである。定禅寺通の歴史は古い。仙台開府から続いており、戦国大名、伊達政宗によって北東の鬼門封じのために設置された定禅寺に由来すると言われている。

季節の変化にあわせて表情が移り変わり、都市の忙しなさから垣間見える緑一帯の大通り、中央に位置する遊歩道は都会の緊張感から解き放し、ケヤキ並木の安らぎとゆったりとした時間を過ごすことができる。時には楽都仙台を象徴する音楽イベント定禅寺ストリートジャズフェスティバル、今や仙台冬の代名詞でもあるSENDAI光のページェントなどの一大イベントがまちに賑わいをもたらし、人々を楽しませる。

都会と自然の親和性が高い、まさしく杜の都、仙台の“象徴”でぼくらは新しいアクションを起こしていく。

仙台市定禅寺通り、大通り中央に位置する冬の遊歩道

ぼくらのこだわり

アート×ミュージック×ファッション。ぼくらはカルチャー(芸術・文化)へのこだわりが強い。カルチャーにはその地域・まち・人、そしてその作品一つ一つに色がある。ぼくらはこの色を混ぜ合わせ、化学反応を起こし、東北・仙台から新しいカルチャーコンテンツを提供していきたいと思っている。

そもそも、アート、ミュージック、ファッションは固有として各々成り立ってはいるが、カルチャーにおいて、分離して考えることは難しい。定禅寺通りにカルチャーストリートとしての新しい一面を芽吹かせ、定禅寺通りをより居心地の良い空間にするとともに、東北のカルチャーを発信できる環境を体感できる場にしていきたい。

why??定禅寺通り?

Q.どうして定禅寺通りでカルチャーコンテンツをつくるの?

A.定禅寺通りには活用できるスペースがたくさん!

この大通りには仙台の名店、メディアテークや宮城県民会館などカルチャーを堪能できる施設が軒並み連ねている。その施設と施設の間、まさしくアクションを起こすには最適な空きスペースが存在する。この空間を活用し、仙台で日常的に文化・芸術を堪能できる環境を創出することで、定禅寺通りから東北のカルチャーを発信し、定禅寺通りにいけば“何か楽しいことがある”といった楽しみと憩いを提供できる空間にしたいと思う。また、野外での実施を企画しているのは、新型コロナウイルス感染拡大における取り組みの実施方法としての提案と、表現をする場を失った東北を中心としたアーティストへの場の提供を試みるといった一面もある。

0→1へ いよいよ始動。

まもなくぼくらは動き出す。

定禅寺通りの一角にあるアーバンネットビルピロティからのスタートだ。この場所は仙台三越、東北随一の歓楽街、国分町からみえるところに位置し、人の往来が交差するため、多くの人の目に触れてもらうことができる絶好の空間である。

この場所にミュージック×アート×ファッションを組み合わせたカルチャースペースを造り出す。これは単なる1イベントではない。ぼくらのゴールは日常的に定禅寺通りで文化・芸術を堪能できる空間が生み出され続けられる環境にすることだ。

定禅寺通りといえば“いつどんな時でも、なにかカルチャーを楽しめる”。

少しこじゃれた、暇があったら行きたくなる空間にできればと思う。今はただのいたずらと思われてしまうかもしれない。しかしその先を見据え、仙台・そして東北の象徴として確固たる存在として定禅寺通りをブランディングし、ストリートの定義を一新していきたい。

そんな楽しみを描いていくことが、ぼくたちの企みだ。

始まりの場所:アーバンネットビルピロティ
アンバサダーいけさん新卒3年目社会人(24)旅行代理店勤務。 岩手県で育ち、青森県で大学生生活を送る。 新卒で仙台に配属され2021年度より山形市に異動となり、東北4軒目の在住。地域それぞれが持っている素材・ポテンシャルをブランディング・プロモーションできる力を身につけられるよう、日々奮闘中です!